いろあつめ

自然の草花、いきもの、風景、くらしや文化から生まれた伝統色。
艶紅、朱鷺色、浅紫、水浅葱、勿忘草、雀茶、土器茶など……。
先人たちは、目にしたものに何を感じ、何を想い、
こんなに風雅な名前をつけたのでしょう。
その感性と美意識には、遠く及ばないけれど、
万葉人になった気分で、伏木の色採集へ。
生まれ育ったまちをのんびりと歩きながら、
デザイナーの視点で地元の魅力を日本の色に映していきます。


ふしぎなふしき

大伴家持が、この地で数多くの歌を詠んだことから
「万葉の里」とよばれている伏木。
雅な風情が漂う一方では、北前船寄港地として発展し、
日本海側屈指の貿易港として栄えた
威勢のいい港町の文化も息づいています。
掘り下げていくと、今でも意外な発見がいろいろあって。
ここで生まれ育った私にとっても、
伏木には不思議な魅力があふれています。

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